PMDDとPMSの特徴と違いについて

生理前に気分が落ち込む女性の中には、「自分はPMSとPMDDどちらなのだろうか?」と悩む人もいるようです。今回はそんな皆さんが判断できない「PMSとPMDDの違い」を中心に、詳しく解説していきます。

 

精神症状が酷い時はPMDD!

PMDDと呼ばれる月経前不快気分障害は、「PMS(月経前症候群)と比べて、精神症状または身体症状が重いもの」とか「生理前に生じる具合の悪さの中で、特に精神的不調が強いもの」という定義付けがなされています。

 

PMDDは米国精神医学会が発刊しているDSM-Wにも登場し「うつ病性障害」と定義付けられているため、「身体よりも心の不調がメインの病気」と捉えて良さそうです。

 

 

身体的な症状も含む場合はPMS!

下腹部の痛みや乳房の張り、浮腫み、食欲アップなどの体の症状が多く出る時は、PMSと判断できます。PMDDでも多少の身体不調が生じることもありますが、「心と体の不調が50/50に近い状態」であれば、PMSと捉えて良いでしょう。

 

PMS症状の中には「ニキビ」や「便秘」、「動悸」という生理との関連付けが難しい症状もありますので、自分の月経周期をきちんと把握して「どの時期に生じている不調なのか?」をチェックすることも大事な対策だと考えられています。

 

 

あまりにも症状が酷い時には精神科医の診察を受けてみて!

生理前の気分の落ち込みや不安が増し、「家事や子育てができない・大事な人に対して狂暴になってしまう」などの症状に悩まされる人は、家族や同僚への被害が酷くならないうちに精神科医の診察を受けてみてください。

 

PMDDの治療は精神科で行われるのが一般的となりますが、「精神科への通院に抵抗がある」という人は、気軽に相談のできる婦人科に相談することから始めてみても良いでしょう。

 

精神科から処方されるお薬は神経伝達物質に作用するため、PMDD特有の不安やイライラもすぐに緩和する内容です。薬やサプリメントを併用することで「PMDD症状が改善する人」もたくさんいますので、まずは「病院に行くこと」からチャレンジしてみてください。

 

 

まとめ

生理前に生じる「精神的不調」はPMSとPMDDに共通して生じる傾向があるため、「身体的不調も併発しているか?」という角度から診断する必要があると言えそうです。

 

診断名を付けるのは「本人ではなく医師の仕事」となりますので、病名にこだわり過ぎて不安を増大させるのではなく、早めに病院に行って「治療の方向性」を決めることが理想的だと言えるでしょう。