月経前不快気分障害(PMDD)とは?

生理前に心の不調が生じる「月経前不快気分障害(PMDD)」は、女性を悩まされる病気として注目されるようになりました。今回は「月経前不快気分障害(PMDD)の特徴や兆候」などを詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

PMSよりも精神症状の重い月経前不快気分障害(PMDD)!

PMDDは「PMSと比べて精神症状が酷く、日常生活に支障をきたす病気」です。生理のある女性の約5%に見られる症状とされており、別名「月経前不機嫌性障害」と呼ばれることもあります。

 

米国精神医学会の診断基準では「特定不能のうつ病性障害」に位置づけられているため、「身体の病気ではなく心の病気」と捉えて治療を進めた方が良いと言えるでしょう。

 

 

月経前不快気分障害(PMDD)の人はどんな兆候があるの?

PMDDの人に起こりがちな症状は、下記のとおりです。

 

・強い悲壮感や絶望感
・不安
・批判的になる
・攻撃的になる
・涙もろくなる
・パニックを起こしやすくなる
・イライラ
・対人面での衝突
・興味や意欲がなくなる
・集中力の低下
・疲れやすい
・食欲のコントロール不能(減退または増進)
・不眠または過眠
・無感情

 

上記の症状と共に「身体的な不調」を伴うケースもありますが、PMDDの場合は基本的に精神症状が主となることを覚えておいてください。

 

 

月経前不快気分障害(PMDD)と鬱病は違うの?

月経前不快気分障害(PMDD)と鬱病の大きな違いは「生理が来たらPMDD症状が止まる・消える」ということです。鬱の場合はイライラや気分の落ち込みが2週間以上続きますので、「月経周期に関係した不調なのか?」という点もPMDDの診断基準になると言えるでしょう。

 

 

まず精神科に相談することから始めてみましょう!

生理前に強くなる精神不調が生じた際には、なるべく早めに精神科受診をしてみてください。精神科から処方されるお薬を飲むことで、PMDDに伴う不調から解放される人もたくさんいます。

 

また薬の服用によって仕事や家事、子育てなども普通に行えるレベルまで回復するケースも非常に多い疾患となりますので、まずは「精神科医に相談すること」から治療を始めてみてください。

 

 

まとめ

精神症状の酷いPMDDを抱える女性の中には、ジェットコースターのように変わる気分によって、自己嫌悪に陥る人もいるようです。

 

PMDDやPMSの治療には家族などの協力も大事なポイントとなりますので、「ひとりで抱え込まずに相談すること」が回復への第一歩となります。